40代中小企業工場労働者の投資記録

2019年より、米国高配当株を中心に投資を始めました。40代も半ばを過ぎましたが、60歳までに年間受取配当金額100万円を目指します。株式投資の記録やその他について書きます。

社長、やるじゃん!

 私が働いている会社の業種は、いわゆる斜陽産業と言われる業種です。時代の変化により、ここ10年で市場規模が20%縮小したらしく、更にこの先10年で20%市場規模が縮小すると言われています。つまり仕事がどんどん減っているので、右肩上がりにはならない、とても厳しい業種ですね。

 

 そんな中で、我が社のとっている戦略は、いす取りゲーム戦略(私が勝手に名付けました)です。 

 いす取りゲームは、若い人には馴染みがないかも知れませんが、私が小学生の頃に人気があったゲームの一つで、学校のレクリエーションの時間にクラスでよくこれをやりました。

 内容的はと言うと、ゲームの参加人数より一つ数を減らした椅子を円形に並べ、その回りをみんなでグルグル回ります。そして、合図と共にみんな一斉に椅子に座ります。椅子の数が参加人数より一つ少ないので、一人椅子に座れない人がいます。その座れなかった人が負けで抜けます。今度はまた椅子を一つ減らして、椅子の周りをグルグル回り、合図で座ります。また座れなかった一人が抜けます。これを繰り返し、最後まで残った人が勝ち、というゲームです。

 

 つまり、仕事は少なくなっていくけど、頑張って残っていれば、その分やめていく会社もあるので、やめていった会社の仕事を残った会社で分ける事が出来るので、仕事を確保する事が出来る。という、何だか納得出来るような出来ないような戦略をやっていくそうです。

 確かに、後継者不足で廃業される方や、後継者がいても儲からないから子供に継がせられない、子供が継ぎたがらないので廃業する、とか普通に廃業したりというのももちろんありますし、一昨年は資材の納入業者までも廃業してしまいました。

 なので、あながち間違った戦略では無いのかも知れません。

 タイトルに社長やるじゃん!ってありますが、もちろんこの戦略の事を言っているのでは、ありません。

 

 前置きが長くなりました。本題に入りまして、うちの社長の何がやるじゃん!なのかと言いますと、今日、ある社員が社長の持ってる別会社の名刺を見て、名刺に書いてある物件数がすごい増えてたよ、って言ってた事です。

 数年前に、うちの社長は別会社を立ち上げて、その会社でアパートを一棟買ったそうです。東京近郊のアパートで、結構いい値段がしたらしく、そんな高いアパートを買えるなんて会社はお金持ってんのね、って思った記憶があります。

 今日、その社員がみた社長の名刺には、区分マンションみたいなのとか、いろいろで10物件ぐらいまで書いてある物件数が増えていたそうです。

 これを聞いて、社長やるじゃん!って思った訳です。

 

 事業家は、自分の事業で儲けが出れば、それを次の事業に投資して、自分の事業を拡大していく。ましてや、業界全体が沈んでいく中で生き残っていく為にはどこかに、何かしら活路を見いだしていかなければならない。泥船にずっと乗ってる訳にはいかないですからね。

 そこで、不動産投資に目を向けたんでしょうね。

 それも、ここのような地方の田舎ではなく、東京近郊で不動産を取得するなど、しっかりと調べてやっている感じもしますし、物件数が増えている所をみると運用も順調なんでしょうね。うらやましい。私達普通の社員が知らない所で、不動産を買い増しを進めてたんですね。

 

 いいな~!会社が儲からないからって不動産が買えて!(笑) でもね、私も米国株で資産を増やしますよ~!(うまくいくかは未知数ですが)

 

 って強がってみても、いくら中小零細企業とはいえ、社長と私では資本力に差がありすぎますけどね。

 別会社の不動産が儲かったら、社長がその分、私達従業員の給料を上げてくれるかと言えば、多分そんな事はないでしょう。

 

 でもね、社長!ちょっと投資に回せるお金が足りないんだ~。社長、ちょっとだけでいいですから給料上げてくれないっスかね。お願いします、社長!

 

と、言うお話です。

今回も、駄文にお付き合い下さり、ありがとうごさいました。