40代中小企業工場労働者の投資記録

2019年より、米国高配当株を中心に投資を始めました。40代も半ばを過ぎましたが、60歳までに年間受取配当金額100万円を目指します。株式投資の記録やその他について書きます。

売上高しかわからない会社に勤務

 ふと考えると、自分の勤める会社について、経営状況がよく分からないんですよね。みなさんは、自分の会社の経営状況ってわかりますかね?

 私の会社の場合、実際分かるのは売上高だけです。これは、会社の月イチの全体朝礼で、先月の売上がいくらいくらで、前年対比いくらの増加だとか減少だとかってやるので、売上だけは分かるのですが、営業利益、純利益、各キャッシュフロー、何も分からないです。

 会社で働いていれば、仕事のあるなしである程度会社の経営状況はわかりますが、どれだけ儲かっているか、どれだけ儲かって無いのかは、やはり数字で出ないので全然わかりませんね。

 

 よくよく考えると、これで働いてるってすごいなって、正直思いました。

 もし会社の業績が上向いているとすれば、賃金なりボーナスなりが上がっていく可能性もありますし、また、会社の業績が悪くなれば、給料が下がったり、ボーナスが減ったりする事も考えられます。まあ、これは、みんな知ってる当たり前の事なのですが。

 これは会社の業績が良ければリターンが増え、業績が悪ければリターンが減るという株式投資とよく似た面だと言えると思います。そこに、投資ではなく、その会社で働くという形で参加している事になるのだと思います。

 なので、言うなれば、今の私は売上高だけを見て企業に投資しているような物ですね。しかも就職は基本、長期投資ですからね。長期投資で、売上高だけ見て投資するとか有り得ないでしょう。

 

 出来れば、会社の決算書が見てみたい!って、気持ちもありますが…

 中小企業で社員に決算内容を公表している会社って、私が知る限り聞いたことないです。

 中小企業はオーナー企業が多く、ほとんどが創業者一族が経営に携わっていると思われるので、従業員に自分達の懐具合を明かすような事を従業員にはしないと思われます。

 また、会社が儲かっていれば従業員の間から賃上げの要望が出るかもしれないし、会社の経営状況が悪ければ、能力のある社員なんかは会社を見切って他へ移ってしまうかもしれないので、どちらにしろ良いことなんて無いのだろうと思います。

 会社に決算書が見たいと言ったら、厭がられそうですね。“何考えてんだ?、コイツ!?”って目で見られそうです。私には、そこまでして会社に決算書を見せろと言う勇気は、なかなかないですけどね。でも、ちょっと見てみたいですね、会社の決算書。

 

 ちなみに、従業員が会社に“決算書の見せて”と頼んだらどうなるのか、見せないといけないのか、ネットで簡単に調べてみました。

 

 結果は…   

 

 会社は従業員に決算書を開示する義務は無いらしいです。なので、従業員が会社に決算書の開示を求めても、会社に“ふざけんな”って言われればそれまでです。私の予想は、労働法かなんかで見せないといけない事になってるんじゃないかと思っていたので、ちょっと意外な答えでした。

 

 では、誰が決算書を見る権利があるのかというと、それも一緒に記載があったので紹介します。

 

 

それは…   

 

 株主と債権者です。

 

 株主強いですね。そして資本主義の縮図とというか、労働者が底辺で、その上に企業がいて、その上に株主がいるという、あの資本主義のピラミッドの図式が成り立っている証のようにも見えます。まあ、株主は会社の事業に金を出してますから、その成果を見る権利があるのは当然と言えば、当然なのですが。労働者は弱いですね。そして、株主は強かった。

 

 それでも、その株主になる事が出来る株式投資にはリスクがあって危ない危ないって意見が世間の大半を占めていますね。

 株式投資には、実際にリスクがあるのは間違いないのですが、決算状況を知る事が出来、世界中で商売している大企業で、しかも決算の内容の良い優良企業に投資する事は、今の会社で働いている事より、よっぽど安心なんじゃないかと思います。(ガチで) ただ、リスクの分散は必ず必要だと思います。

 

 とりあえず、今年は、経営状況のよく分からない会社から頂いたお金を、世界の優良企業に全力で投資していきたいと思います。(報われても、報われなくても自己責任ですけどね。)

 

 今回も駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。