配当金投資というのは、金の卵を生むニワトリを買うようなものだと思う。
お金を出してアメリカの金の卵を生むニワトリを買えば、年に4回金の卵を生む。でも、そのニワトリを買うには相応のお金を払わなければならない。
自分が金の卵を生むニワトリを買うのに使うお金と、将来受け取る金の卵。すなわち、株を買うのに使うお金と、その後に受け取る配当金ですが、私の年齢と投資する金額を考えると、金の卵を生むニワトリを買い付けた分のお金を、金の卵で回収するのは全然無理だと気づきました。
これから投資をして、将来自分の資産がどれくらいまで増えるか、また、自分が何歳まで生きるか、これはもう分からない。不確定要素としか言い様がないのですが、60~65歳まで投資を続けて、その後、追加の投資を抑えて80歳まで配当金を受け取ったとしても、おそらく投資に使った元本までは配当金を受け取れないであろうと気づきました。
では、買った資産を売却すれば(資産が目減りしてないと仮定して)配当金分だけ丸儲けじゃん、と考えればそうなのですが、買った株を売ればその分だけ配当金が減るので、欲豚で配当金を年金代わりにしようと企んでいる私は、年をとっても株は売れないような気がします。
まあ、今のところ、日本株を少ししか持っていない私がそんな事を先回りして考えても仕方ないかもしれないのですが、こういう事を考えておくのも大切だと思うのです。
では、どうするの?株やめとく?と聞かれれば、やはり株は買いたいです。
矛盾するようですが、やはり資産は作ってみたい。私のような中年の中小企業の工場勤めの人間は、もう将来の展望が見えてますからね。コツコツと投資して、資産を増やしてみたいという気持ちはあります。
そんなこんなで、来年からは米国株の買い付けを始めたいと思っています。